カンボジアにそこそこ近くてそこそこ大きい都市、ロンスエン。メコン川の支流の川沿いには開発途中のリゾート地と、小洒落たカフェ。そして、1人のお父さんが2人の息子と2人の知り合いの子を1台の原付バイクで連れてきて遊ばせるにはぴったりの公園がありました。
ティム 4さい
なまえ:ティム
ねんれい:4さい
くに:ベトナム🇻🇳
お兄ちゃんの姉ちゃんの真似っこしたいんだなあ〜という感じで、色鉛筆を放り投げると絵の具でたくさん描いてくれました。いつも子どものお絵描き中に、僕の一言でアイデアを盗まないよう言葉を選んでいるのですが、そもそも日本語も英語も全く通じなかったのである意味有り難かったです。
フォ 8さい
なまえ:フォ
ねんれい:8さい
くに:ベトナム🇻🇳
お父さんから聞いたのですが、漢字の「福」から由来する彼の名前。ベトナム語では”フォ”と読むそうです。日本で昔流行ったレイザーラモンHGはベトナムの人からすると物凄く縁起の良いギャグをやっていたようですね。ただ、彼のお父さんの頭部を見る限り、髪(神)には見放されそうです。(すみません黙ります)
メイ 8さい
なまえ:メイ
ねんれい:8さい
くに:ベトナム🇻🇳
僕が準備をしている間に絵の具に狙いを定めていたメイ。しかし、彼女はその扱い方を知らず、まだ何もついてないまっさらな筆を画用紙に走らせていました。僕が別の紙に描いて見せると、言葉を発さずとも「わあ〜!」という言葉が聞こえてくるような明るい表情。なんだか、この表情を見られただけでここにくる価値があったように感じました。
ミア 10さい
なまえ:ミア
ねんれい:10さい
くに:ベトナム🇻🇳
初めは色鉛筆で、女の子を服のデザインから目の色や髪の毛の毛並みまで細部にこだわって描いていたミア。そんな彼女が色を塗りつぶすのに選んだのは極太の筆。もちろんさっきまで描いていた女の子たちは綺麗に上塗りされ、全くと言って良いほど見えなくなってしまいました。
綺麗に豪快さを上乗せした料理、「甘鯛のムニエル〜ニンニク野菜マシマシ〜」みたいな作品です。
つい数年前にX線によって発見された上塗りが剥がされたフェルメールの絵のように、彼女の初めに描いた絵も後に明らかにされるのでしょうか。
コメント