ドイツのハンブルクにあるサウナに行ってきました2

旅の記録

サウナ情報

施設名:KAIF-BAD

アクセス:地下鉄Christuskircheから徒歩3分

サウナの種類:スチームアロマサウナ2種(同じくらいの温度でアロマの種類が異なる。)

       フィンランド式サウナ2種(95℃と90℃)※アウフグースは90℃の部屋で行う。  

       60℃の低温サウナ

水風呂:一人入れるくらいの大きさで、かなり冷えている。(10℃くらい)

    冷水シャワーもあり。

料金:1日18.9ユーロ。プールも付けると割り増し。ここも現金のみ。

   バスタオルレンタル5ユーロ。15ユーロ払って10ユーロ戻ってきます。

ととのいスペース:屋外にととのい椅子3つ、ベンチ3つ、室内にも座るスペースたくさんあり。

注意事項:男女混浴。下の毛の処理はしておくのがマナー。水分持ち込み必須。

災い転じて福となす

前回のFestlandですっかりドイツサウナの虜になった僕は興奮覚めやらぬまま、これまたハンブルクにあるKAIF-BADというサウナに行くことに。

実はこの日にウィーン行きの飛行機に乗る予定だったのだが、急遽キャンセルになってしまった。後の便も空きがなく、翌日の便に乗ることになった。(それが決まるのは搭乗の2時間前ほどになるのだが。)せっかく空港まで行ったのにまた街に戻る。もっと早く連絡して欲しかったなあと思い、ふて寝でもしてやりたがったが、ふて寝するにも寝る宿がないので、ふてサウナをすることにした。

KAIF-BADは地下鉄駅から徒歩3分ほどの住宅街に囲まれた場所に位置している。

ここもやっぱりプールと併設されており、プールとセットのメニューもあったが僕はサウナ一択。英語があまり話せないお姉さんに「サウナ!オンリーサウナ!」と伝えて支払いを済ませる。前のFestlandでもそうだったのだが、観光地ではないからか、英語が通じないこともあるようだ。

するとお姉さんがドイツ語で「アウフグース○×⬜︎&@¥」と言っていたが、よく分からなかったので「おっけー!」と言っておいた。

もうドイツサウナ童貞を卒業した僕に怖いものなどない。さくっと着替え、腰にタオルを巻いていざ出陣。さほど広くはないのにもかかわらず、サウナ室が5つもあることにびっくりした。

まずはサウナ室のチェックをする。1番広い90℃サウナ室が閉まっており、”アウフグースしませんよ”的なことが張り紙されていた。ふむ、お姉さんが言ってたのはこの事かと納得する。「おっけー!」ではなかった。まあしょうがない。

ひと通り全てのサウナに入り、1番しっくりきた95℃で腰を据えることに。この時すでに夜の8時過ぎ。サウナ室には男女共に子ども以外の全世代が揃っていた。ドイツで世論調査をするなら駅前よりもサウナがとても効率的だろう。

日本のサウナは静かにするのがマナーだし、前のところもそんな雰囲気だったが、ここはみんなでわいわいと会話をしていた。もちろんドイツ語なので何を言ってるのかよく分からないが、アットホームな感じで心地よく過ごせた。住宅街にあり、ほどよい狭さは、行きつけだった日本の銭湯を思い出させてくれた。

暑いサウナ好きの人たちはこの95℃サウナに集まっていたのだが、他の人たちと二言ほど話した後、1人のお兄さんが自分の持っていたボトルからサウナストーンめがけて水を噴射し、ロウリュを始めた。さらに熱波師さながらタオルで風を送る。感謝である。ありがとうである。

彼が仕事を終え、みんなで拍手をする。アウフグースがないと思ってたところにこんなサプライズがあるとは。有り難みがさらに気持ちよさを増していく。

僕はサウナ室を出る時、彼に「ダンケ。ナイスアウフグース。」と言ってグータッチをする。この世の中の人と人を繋げる簡単な方法の一つがサウナと言っても過言ではないだろう。

それに気を良くした彼は、僕が休憩している時に、「次は9時からやるぜ」と施設の職員みたいな顔して教えてくれた。なんて優しさ。

Festlandがスーパー銭湯ならこのKAIF-BADは公衆浴場といったところか。とにかく良かった~!100てん。飛行機がキャンセルしてくれたおかげだ。

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