【大きな紙に描いてもらいました②】

子どもの作品

パリの中心地からほど近い場所に位置していたこの公園は、大きくて綺麗な建物が並び、道にはゴミひとつ落ちていないとっても上品な街にありました。後になって調べてみると、この地区は高級住宅街だったそうで、どうりで駐車している車が僕でも知っている外車ばかり(彼らにとっては国産だろうが)だったなと納得した。東京でいう港区かな。

いつものごとく子ども探しに公園を訪れるが、入り口の看板には”犬の散歩禁止”とか”子どものための場所ですよ”的なことが書いてある。日本から来た成人男性が一人で立ち入る場所でない事は明らかであるが、看板は見なかった事にして中に入る。もし何か言われたら、フランス語も英語も分かりまてん読めまてんアホです顔して乗り切ろうとしていた。

そしてセレブの街だからか警備のお姉さんがおり、公園内を見守っている。そこに大荷物を背負ってジロジロ子どもを見ているアジア人は、どう見ても不審者である。いつか怪しまれて声をかけられるなら先にこっちから近づいておこうと思い、わざわざそのお姉さんの前を歩いて挨拶をする。攻撃は最大の防御。これでオッケーだ。(なにが)

そんなお上品な公園で警備に見守られながら描いてもらった絵がこちらです。

レニー

なまえ:レニー

ねんれい:2さい

くに:フィリピン🇵🇭

サロメ

なまえ:サロメ

ねんれい:3さい

くに:フランス🇫🇷

エラ

なまえ:エラ

ねんれい:3さい

くに:モロッコとフィリピンとフランス 🇲🇦🇵🇭🇫🇷

3人の、お父さんお母さんに促された「サンキュー」がめちゃくちゃ言わされてる感あってかわいかったです。エラはモロッコ人の父とフィリピン人の母を持ち、フランスに住んでいるというグローバルガール。国籍不明だとお母さんが笑って教えてくれました。

勢いで大きな紙を買ってしまった為、当然バックパックの中には入らず、筒状にして輪ゴムとテープでとめて肩に担いで帰った。めちゃくちゃ目立つので「何持ってんだ」とよく聞かれましたが、説明がめんどくさいので、帰りの空港の検査では画家やってますと大嘘ついてました。

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